言語?社会系教育コース

コースの特色

国語 言語活動を支える、広くかつ深い知識と実践力を備えた国語教員を養成する

 中学校?高等学校において「国語」を教えるための基礎となる国語力、国文学、漢文学などの各分野及び国語科教育の専門科目の学びを通して、高い資質と確かな指導力を備えた国語教員を養成します。

社会 現実社会と向き合いながら確かな指導力を持った社会科教員を養成する

 地理学、歴史学、法律学、政治学、社会学、経済学、哲学、倫理学の基本的な考え方を学ぶ概論のほか、社会科教育の理解と指導方法を学ぶ社会科教育学の科目、個別の専門分野?テーマを掘り下げる各分野の講義と演習での学びを通して、指導力ある社会科教員を養成します。

英語 グローバル社会の進展に対応し、知識?技能だけでなく実践力のある英語教員を養成する

 英語教育学、英語学、英語文学、英語コミュニケーション、異文化理解という、相互に連関した領域の学びを通して、実践力のある教員を養成します。授業のほかに英語圏への短期/長期の留学をサポートするなど、英語による実践的なコミュニケーション能力と、学校教員としての指導力を身につけることができます。

[主な専門科目]
【国語】
中等国語科内容構成基礎論?■国語科内容概論(国語学、国文学、漢文学)?■国語科内容講義(国語学、国文学、漢文学)?■国語科内容基礎演習(国語学、国文学、漢文学、国語科教育)?■国語科内容実技(書道)?■中等国語科教育法
【社会】
社会系教科内容構成基礎論?■社会系教科内容概論(人文地理学、自然地理学、日本史、外国史、法律学、政治学、社会学、経済学、哲学、倫理学)?■社会系教科内容講義(人文地理学、自然地理学、地誌、日本史、外国史、政治学、社会学、哲学)?■社会系教科内容基礎演習?■中等社会科教育法?■中等社会?地歴科教育法?■中等社会?公民科教育法
【英語】
中等英語科内容構成基礎論?■英語科内容概論(英語学、英語文学、異文化理解)?■英語科内容講義(英語学、英語文学)?■英語科内容基礎演習(英会話、英作文)?■英語科内容演習(英語学、英語文学、異文化理解、英会話、英作文、プレゼンテーション)?■中等英語科教育法

教育体系

【国語】

 1年次に「中等国語科内容構成基礎論」や「国語科内容実技」を履修し、国語科の基礎的な内容を学びます。
 2年次から4年次にかけては、国語学、国文学、漢文学のそれぞれについて開講されている「国語科内容概論」、「国語科内容講義」、「国語科内容基礎演習」において、発展的な内容を学びます。
 3?4年次には教育実習を通じ教員としての実践力を高める一方で、4年次においては卒業研究として、教員の指導の下、卒業論文を執筆します。

【社会】

 1年次に履修する「社会系教科内容構成基礎論」を通じて、地歴?公民それぞれの分野の教科の概要を把握しつつ、1?2年次で各専門分野の概論?講義を通じ、教科内容の基礎的?発展的理解を深めます。さらに2年次以降の社会科教育学の授業により、中等社会科教育の本質や方法論を学習します。  3年次では、「社会系教科内容基礎演習」における実践的活動を通じて教科の応用的理解を深めつつ、さらに教育実習により学校現場での経験を蓄積します。
 4年次の卒業研究においては個別の課題の探究に取り組み、卒業論文を執筆します。

【英語】

 1年次では「中等英語科内容構成基礎論」を履修し、英語教育を学ぶにあたっての基本的事項について学びます。その後、1~3年次にかけては概論や講義、演習などを通じて、英語教育学、英語学、英語文学、英語コミュニケーション、異文化理解の各領域について段階を追って学んでいきます。
 3?4年次には教育実習を通じ、教員としての実践力を高めます。
 卒業研究は4年間の締めくくりにあたります。自らの関心に合わせて研究テーマを設定し、教員の指導の下、卒業研究演習を履修します。

取得免許?資格

[卒業要件を満たせば取得できる免許状]
【国語】?中学校1種(国語)?高等学校1種(国語)
【社会】?中学校1種(社会)※1
【英語】?中学校1種(英語)?高等学校1種(英語)
[卒業要件を満たし、さらに所定の単位を修得すれば取得できる免許状※]
幼稚園1種(2種)
小学校1種(2種)
中学校(他教科)1種(2種)
高等学校(他教科)1種
特別支援学校1種(2種)

※1 社会における高等学校1種(地理歴史)または(公民)は、卒業要件に加え一定の単位を積み上げることで可能です。

※2 修得しなければならない単位数は、所属するコースや取得を希望する免許状の教科によって異なります。また、希望する免許状の種類によっては時間割の都合などで取得できない場合があります。